【Thous Winds】アイロンストーブ実践レビュー!本当の実力とは?

キャンプ

アイロンストーブはデザインも良く、暖房・照明・調理と多機能が魅力ですが、高価な上に、本当に1台で3役をしっかりこなせるのか疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

特に、暖房能力や調理の使い勝手など、他のストーブと比較してどうなのか気になりますよね。

今回は、そんな疑問を持つ方に向けて、実際にアイロンストーブ『Thous Winds』をキャンプで使用してみた体験を詳しくお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

Thous Windsの外観&機能レビュー記事は→こちら

ADVERTISEMENT

他のオイルランタンとの違い

筆者撮影

オイルランタンは、多様なデザインや機能が選べるのがポイント。目的に応じて選ぶべきですが、暖房効果や独特な雰囲気を求めるならば、アイロンストーブはおすすめなギアです。

アイロンストーブに関する記事は→こちら

独特なフォルムは唯一無二

出典:Amazon

他のオイルランタンと比較すると一目瞭然。辞書型の四角いフォルムと、アンティークな雰囲気が、他のオイルランプにはない魅力でもあります。

当時、アイロンを載せていた場所は五徳として使え、四角い小窓からの炎は他のオイルランタンにない唯一無二の雰囲気を味わえます。

薪ストーブを感じる炎

出典:Amazon

アイロンストーブは、幅の広い約10cmの芯を使用。横広がりに生まれる炎は、薪ストーブの炎を覗いている感覚になります。

薪ストーブは、非常に暖かく調理もできるため、アイロンストーブはプチ薪ストーブと言ってもいいかもしれません。温かい光とゆらめく炎が、くつろぎの時間を与えてくれます。

アイロンストーブThous Winds実践レビュー

筆者撮影

アイロンストーブは、独特なデザインが特徴ですが、本体が熱を蓄えることで、様々な用途があります。
今回、それぞれ検証してみましたので、参考にしてください。

本当に調理ができるのか検証

筆者撮影

今回のキャンプ飯は鍋。生かきと鮭を入れ、ベースは「プチっと鍋の濃厚みそ」を使用。魚介の出汁とみそ味がベストマッチで、味噌汁感覚で食べれておすすめです。

ラージメスティンでの汁物は、時間がかかりそうだったので、途中からバーナーに切り替え、煮込んだ後アイロンストーブに移し替えました。

筆者撮影

アイロンストーブの温度調整は芯の出し入れで行い、火力の調整がしやすかったです。長時間保温できて、最後まで熱々の鍋料理を楽しめました。

ランタンとしての明るさの検証

筆者撮影:左から4分芯、アイロンストーブ、棒芯。アイロンストーブは横広がりな明るさが特徴。

比較検証したのは、DIETZのハリケーンランタンNo30は4分芯(1.5cm)と、FUTURE FOXのAntiqueはろうそくのような炎の棒芯を使用するランタン。

購入したThous Windsのアイロンストーブは幅9.3cmの幅広な芯。幅がある分だけ明るさも拡張された感じです。

筆者撮影

一般のオイルランタンは上に伸びる炎ですが、アイロンストーブの炎は波のようなダイナミックな動きを見せるのが特徴です。

9.3cm幅の炎が一定の形を見せず、常に躍動している感じで飽きることなく見ていられます。

暖房器具として検証

筆者撮影

1番効果を感じたのは、暖房としての役割。火をつけた瞬間、本体から暖かさが伝わってきました。ストーブファンを五徳の上に置くと、熱でクルクル回り始め、テント内の隅々まで暖かさが行き渡り、ムラなく温めることができました。

筆者撮影:外気温と温度差10℃を実現

外気温4℃に対して、1時間後に幕内10℃更に1時間後は幕内15℃まで暖めてくれました。アイロンストーブはじんわりと温まるため、より自然な暖かさを感じることができました。

アイロンストーブの気になる点

アイロンストーブは、独特なフォルムが故のデメリットがあります。特に気になった2点を紹介します。

燃料キャップが小さく量がわかりずらい

筆者撮影

燃料キャップが小さく、燃料がどこまで入ったかわかりずらいです。Thous Windsのタンク容量は400mlですが、使用時は3/4程度の300mlを推奨しています。

筆者は、あらかじめVARGOのボトルに入れていきました。
1本8oz(1oz=約30ml)なので、1本と2ozで適量。燃料を入れる場合は、目盛りがついている容器を使うと、こぼれず燃料を注げるのでおすすめです。

風に弱い

筆者撮影

屋外で初めて着火しました。この時分かったのが、風に弱いという点です。

アイロンストーブは、密閉されたホヤではないので、風がある日は隙間から風が入り込み、炎があおられます。

風によって炎が揺らいで不安定になり、ススが出やすくなるだけでなく、最悪の場合、火が消えてしまう可能性もあります。 風の具合をみて使用場所を選んでみてください。

新たなギア!アイロンストーブで快適キャンプを楽しもう!

筆者撮影

今回、購入したアイロンストーブ、Thous Windsの実践レビューを紹介しました。他にはないディテールがかっこいいアイテムですが、使用してみて色々使えるので満足です。

山脈のように鑑賞できる炎と、暖房効果も抜群です。外気温5℃のテント内で、アイロンストーブを使用することで、室内温度を15℃まで上げることができました。 ソロであれば十分暖かいです。

今回、鍋は保温として使いましたが、次回は、鉄板でステーキを焼いてみてみたくなりました。

部屋にちょこんと置いてあるだけでも、インテリアとして絵になるアイロンストーブです。実際のキャンプでは、存在感も抜群でした。コンパクトなサイズながら、ソロキャンプに最適なギアです。

興味がありましたら、ぜひ手にしてみてください。