無料キャンプ施設ってどうなの?行ったらあまりにも良すぎた体験レポ!

キャンプ場

全国には、無料キャンプ施設として利用できるスポットが数多くありますが、今回は、神奈川県で人気No1の野営地、愛川町にある田代運動公園をピックアップします。

テントの試し張りや、キャンプ初心者、ソロキャンデビューの方にもピッタリ。もちろん、常連リピーターも多く、田代運動公園キャンプ場の名で親しまれています。

正式には田代運動公園に隣接した中津川河川敷。多くの人々に愛される理由とその魅力をお伝えします。

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自然を感じながら、スポーツや景観が楽しめる田代運動公園

筆者撮影 中津川沿いにある総合運動施設

田代運動公園は各種スポーツが楽しめる総合運動公園で、緑で囲まれ木陰にはベンチが設置され市民の憩いの場となっています。小さい子ども連れにうれしい遊戯場もあり、家族揃って遊ぶことができる。

公園内は、整備が行き届いておりゴミ1つ落ちていないのが素晴らしいです。中津川沿いの遊歩道は、風も心地よく青く澄んだ川の景観が楽しめますよ。

河川敷の堤防から遊歩道を散策すると、鮎釣りを楽しんでいる方も見かける。なんとものどかな光景です。

河川敷の土手の上は総合運動公園施設

筆者撮影 右手が田代運動公園、左手に中津川

中津川を挟んで反対側は、小高い丘や森になっているため、建造物もなく大自然が堪能できる。

運動公園の一角に、スケートボードを楽しめるスケートパークもあるが、スケートボード専用として設けられたスペースがあるのはなかなか珍しいですよね。

運動施設で汗を流したり、園内の芝生やベンチで木陰で読書ファミリーピクニックなど運動公園内でも色々な利用ができそうです。

桜並木の木陰が気持ちいい

筆者撮影 桜並木が心地いい

今回のキャンプの舞台、中津川河川敷へ車で向かう道へ入ると、桜並木が迎えてくれる。右側に運動公園が広がり、突き当たりをUの字で河川敷へ下る道です。

この桜並木の下は木陰になっており、日差しの強い日でも気持ちがいい。
山からのふき下ろしの風もあり、木陰にくる風は非常に涼しく感じます。

中津川河川敷は無料で楽しめるアウトドアフィールド

筆者撮影 土手から河川敷に入るスロープ

土手の上からでもキャンピングカーや車中泊、グループバーベキューを楽しんでいる様子がうかがえる。ソロキャンパーの姿も多い

キャンプ場の料金は抑えたいところなので、無料で使用できるのが大きいですよね。

ソロキャンプ・車中泊に最適

筆者撮影

ソロキャンプと車中泊を楽しむ筆者だが、ここは無料で利用するには十分すぎる環境だ。ベース基地を作り、運動公園を散策し、ベース基地に戻りのんびりと過ごすなど、1日をフルで堪能できます。

週末の時間経過を観察してみると、午前中にはいっぱいになる河川敷も、15時くらいには空きができはじめます

日帰り家族が帰宅する時間帯のようで、グループバーベキューの集団が撤収を始めていました。

日照時間が長い季節であれば、そのぐらいの時間にきてもいいかもしれませんね。チェックイン時間がない無料キャンプ場ならではの調整術です。

無料施設なのに薪も販売

筆者撮影 混雑状況で変わるらしいが、この日は薪売りの車が2台

土手から下り河川敷に入ると、まず目に飛び込んできたのが薪売りの車です。

無料キャンプ場で薪が購入できるのは、宿泊、日帰りいずれのスタイルでも、非常に重宝するサービスですよね。ただし、直火は禁止なので、必ず焚き火台を準備しましょう。

水場がないので、自宅から持参が必要

出典:pixabay

ここ中津川河川敷は、水場がないため水は自宅から持っていく必要があり、当然、ゴミは持ち帰りです。

綺麗なトイレが公園内に完備

筆者撮影 立派なトイレ棟

無料キャンプ場で気になるのが、トイレ。仮に仮設トイレであったとしても、清潔であってほしいですよね。

運動公園内ということもあり、河川敷を上がった土手沿いに立派なトイレがあり、大便器は洋式温水ウォシュレット付きです。

トイレットペーパーも十分に補充されており、管理が行き届いています。このトイレのおかげで、女性や子どもが一緒に安心して来れますね。

運動公園の中にもトイレは3か所あるが、野球場のトイレは17時で閉まってしまうため、使用するなら土手沿いのトイレがいいでしょう。

中津川河川敷の敷地内の様子は?

筆者撮影 凹凸の少ない河川敷

無料でキャンプやバーベキューを楽しめる中津川河川敷は、河川敷特有の河原ですが、全面に石がゴロゴロしているわけではなく、傾斜も少なく割と平坦に整備されています。

テント泊や車中泊でも違和感なく、就寝可能なレベルです。テント泊の際はコットがあればさらに寝心地は向上します。

場所によっては砂地に近い箇所があり、1等地であり週末は激戦区になること間違いないでしょう。

多くの人で賑わっているが、ゴミも落ちていなく、大音量で音楽を流している集団もいません
筆者が宿泊した時は、22時には就寝する利用者が多く、起きていても静かに焚き火を楽しんでいたりと有料キャンプ場並の静けさでした。
河川敷には外灯がないため、ランタンの灯りが点々とし、幻想的な風景で非常に綺麗です。

中津川河川敷のメリット

筆者撮影 それぞれがマナーを守りそれぞれのスタイルで楽しんでいます。

無料で楽しめる中津川河川敷のメリットは数多い。

・無料でキャンプやアウトドアが楽しめる。
・常設されたトイレがきれい。
・無料であるが故、試し張りや車中泊を体験できる。
・出入りが自由。
・チェックイン、チェックアウトの心配がいらない。
・即決即実行で利用できる。
・運動公園があるため、人の気配も感じられて安心。
・マナーの範囲で自由である。
・予約なしで利用できる点。

など、無料だからこその特典が豊富にあります。ソロキャンプや車中泊も多かったので、初めてソロで行動する人にもおすすめの場所です。

中津川河川敷のデメリット

筆者撮影 土の中には大きな石もあり、ペグダウンには苦労することも

デメリットを列挙すれば、以下の通り。

・水場や洗い場がないため、洗い物が少ない食事がおすすめ。
・地面の凹凸が少ないが、河川敷なのでペグは頑丈なタイプが必要。
・場所は早い者勝ち。
・週末は季節によって非常に混む。とくに日帰りバーベキューが増加する夏場は注意。
・遮るものがないため、雨風対策は必須。

これらが苦でなければ全く問題はなく、楽しく過ごせます。車中泊であれば、水さえ持ってくれば上記のデメリットはほぼ解消されます。

中津川河川敷はリピートしたくなる場所だった

筆者撮影 外での食事は何でもうまい

今回は、無料キャンプ場の使用感について、田代運動公園に隣接する中津川河川敷をご紹介しました。

初心者キャンパーにはちょうどよく、キャンプ場へ行く前に日帰りでのタープやテントの試し張りにはもってこいです。買い揃えた道具を試してみるのもいいかもしれない。

また、車中泊にもちょうどいいです。金曜の仕事帰りに向かえば、週末にかけてゆっくりと普段の疲れを癒せます。

テント泊もキャンプ場料金が浮いた分を食事などにまわせるので、充実したキャンプライフを堪能できるでしょう。

無料キャンプ施設は管理人が常駐していないため、利用者全員のマナーが大切です。誰がいつ来ても気持ちよく利用したいと思うもの。それぞれがマナーを守り楽しんでいる様子が伝わります。

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。中津川河川敷は、アウトドア好きなら魅力に溢れる場所になるはずです。

■施設名 田代運動公園に隣接している中津川河川敷

・住所 〒243-0306 神奈川県愛甲郡愛川町田代1700番地
・電話番号 046-281-0427(田代運動公園)
愛川町ホームページ 田代運動公園