ポータブル電源って必要?一家に一台あってもいいその必要性とは!

ノウハウ

キャンプ・車中泊で大活躍するポータブル電源ですが、種類も多く金額も高額なため購入に踏み切れない方も多いですよね。筆者も購入前までは、モバイルバッテリーで足りるのでは?と感じていました。

そもそもポータブル電源とモバイルバッテリーとでは、バッテリー容量と定格出力が大きく違います。思い切って筆者もアウトドアで使用するために1,000Whのポータブル電源を購入

結論、購入して正解でした。今やアウトドアをしない方でも一家に一台は買って損はありません。地震や台風による災害時に役立つ機能が揃ったポータブル電源。

今回は、ポータブルバッテリーの購入に迷っている方に、その必要性を解説します。ぜひ、参考にして下さい。

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ポータブル電源とは?モバイルバッテリーとの違い

筆者撮影

モバイルバッテリー
携行性に優れた便利なバッテリーですが、主にスマホやパソコンの充電に使用され、一般家電の活用には不向きです。

ポータブル電源
バッテリー容量が大きく、十分な定格出力があるため、アウトドアや緊急災害時に重宝されます。

消費電力について

電源の容量はWh(ワットアワー)で表示されます。1時間で何ワットの電力を消費できるかを表します。W(ワット)は消費電力です。Whを基準に容量比較をしてみましょう。

しかし、放電深度と変換効率があるため、実際に使用できる時間は0.6〜0.7時間程度です。

アウトドアではお手軽日帰り用と、1泊以上など大小2個所有も使い分けができて便利でしょう。更にソーラーパネル充電器も持っておくと、より一層電気供給への安心感があります。

以下、電源の目安ですが、キャンプする方は扇風機と電気毛布の使用可能時間の目安を見ると、Whが判断しやすいですよ。

200Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約1時間42分〜3時間24分
一眼レフカメラ(充電)6W約20時間
携帯電話(充電)15W約8時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約2分24秒〜18分
扇風機50W〜60W約2時間〜2時間24分
電気毛布50W〜90W約1時間18分〜2時間24分

400Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約3時間24分〜6時間54分
一眼レフカメラ(充電)6W約40時間
携帯電話(充電)15W約16時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約6分〜36分
扇風機50W〜60W約4時間〜4時間48分
電気毛布50W〜90W約2時間42分〜4時間48分

600Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約5時間6分〜10時間18分
一眼レフカメラ(充電)6W約60時間
携帯電話(充電)15W約24時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約8分〜54分
扇風機50W〜60W約6時間〜7時間12分
電気毛布50W〜90W約4時間〜7時間12分

700Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約6時間〜12時間
一眼レフカメラ(充電)6W約70時間
携帯電話(充電)15W約28時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約6分〜1時間
扇風機50W〜60W約7時間〜8時間24分
電気毛布50W〜90W約4時間42分〜8時間24分

1,000Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約8時間36分〜17時間
一眼レフカメラ(充電)6W約100時間
携帯電話(充電)15W約40時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約12分〜1時間42分
扇風機50W〜60W約10時間〜12時間
電気毛布50W〜90W約6時間42分〜12時間

1,500Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約13時間〜25時間42分
一眼レフカメラ(充電)6W約150時間
携帯電話(充電)15W約60時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約20分〜2時間15分
扇風機50W〜60W約15時間〜18時間
電気毛布50W〜90W約10時間〜18時間

2,000Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約17時間〜34時間
一眼レフカメラ(充電)6W約200時間
携帯電話(充電)15W約80時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約24分〜3時間
扇風機50W〜60W約20時間〜24時間
電気毛布50W〜90W約13時間〜24時間

3,000Whの電源目安

消費電力の目安使用可能時間の目安
ホームシアター35W〜70W約25時間42分〜51時間24分
一眼レフカメラ(充電)6W約300時間
携帯電話(充電)15W約120時間
電子レンジ200W(解凍)〜1,300W約42分〜4時間半
扇風機50W〜60W約30時間〜36時間
電気毛布50W〜90W約20時間〜36時間

ポータブル電源の選び方

筆者撮影 上部が平らになるタイプは、小型テーブルや物も置けるので便利

Whの電源容量によって使用時間が大きく異なることが、わかりますよね。ポータブル電源購入の際、何Wの電化製品を使用するのか吟味するといいでしょう。

安全の確保や危険・障害防止をするための法律に「電気用品安全法」があります。本体は非対象ですが、ACアダプターは対象。「PSEマーク」がついていることを確認しましょう。

※車中泊に関する記事はこちら→外目変わらず内装はDIY車中泊仕様のステップワゴンを紹介!

非常時の備えとして購入を検討している方

非常時のみを考えているのであれば、ある程度持ち運びがしやすいものがいいでしょう。ポータブル電源は、Whが大きなれば本体も大きくなり重量も重くなります。

いざ、持ち運ぶ際に持ち出せなければ本末転倒です。
使い方にもよりますが、防災の用途で選ぶのであれば、500Wh以上あると安心です。

停電して通常通りの充電ができない場合、ソーラーパネルを利用して充電が可能。あわせてソーラーパネルの購入も検討してみてはいかがでしょうか。

アウトドアでも使用をしたい方

インフラの中でも電気は比較的早く復旧します。キャンプやアウトドアに興味のある方ならば、防災のためだけに購入を検討する必要はないですよね。

Whの大きいポータブル電源は、高額商品です。但し、動かす家電もWhに比例します。消費電力50Wの電化製品を5時間使用したい場合は、50W×5時間=250Whの容量が必要になります。

使いたい電化製品をピックアップして、用途に応じたポータブル電源を選ぶことをおすすめします。1,000Whあると車中泊でも幅が広がり、快適に過ごせます

市場をリードしているブランド3選

数多く出ているポータブル電源市場ですが、メインブランドを紹介しますので、参考にして下さい。

Jackry(ジャクリ)

オレンジ色を基調としたデザイン性の高いのが特徴です。アメリカで設立されたポータブル電源メーカー。世界累計販売台数300万台を突破しているシェアNo.1のブランドです。
注目ポイント
・2時間で急速充電可能となった「Pro」シリーズ
・リン酸鉄リチウム採用の「Pluse」シリーズ

EcoFlow(エコフロー)

急速充電と言えば、EcoFlow!で、特許出願済みの急速充電「X-Streamテクノロジー」で世間を驚かせました。

BLUETTI(ブルーティー)

バッテリーの拡張を考えるのならば、選択肢として出てくるのがBLUETTIです。小型から大型まで幅広くラインナップ。容量拡張もほとんどの製品に対応しています。

買うとわかるポータブル電源の将来性!買って損はないギア

筆者撮影 ポータブル冷蔵庫と併用して、冷却効果も持続

ポータブル電源は日常生活・アウトドア・緊急災害時など、幅広いシーンで活躍できるギアです。その大容量により、1,500Whのポータブル電源では、エアコン・冷蔵庫も動かすことが可能です。

停電になって困るのは、家電など電気で動くものが使えなくなることです。冷蔵庫の中のものが、使えなくなったら・・・と想像すると、電源の確保は必要ですよね。

キャンプでもここ最近の夏の異常気象により、扇風機やサーキュレーターは必需品になってきてます。
まだ、迷っている方は購入すると、そのありがたみを感じることでしょう。ぜひ、検討してみて下さい。