容量別徹底比較!ポータブル冷凍冷蔵庫9Lと18L、ソロキャンプに最適なのはどっち?

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昨今、数多くのポータブル冷凍冷蔵庫は、市場に出回っています。実際、キャンプをする上ではクーラーボックスで十分ではないかと考えますよね。

クーラーボックスより高価であるものの、キャンプ・車中泊・災害時にも役立ちとても便利です。

サイズや機能も色々あり迷ってしまいますが、筆者は今まで18Lを使用していましたが、追加で9Lのポータブル冷凍冷蔵庫を購入し、実際に使い勝手を比較してみました。

今回は、2つのポータブル冷凍冷蔵庫を比較しながら、9Lポータブル冷凍冷蔵庫の利便性について解説します。ぜひ、参考にしてください。

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ポータブル冷凍冷蔵庫の魅力と特徴

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ポータブル冷凍冷蔵庫は、キンキンに冷えたビールを飲んだり、新鮮な食材を持ち運んでキャンプ飯を楽しんだりと、電源さえあれば、いつでもどこでも一定の温度を保つことができるのが魅力です。

クーラーボックスとの違い

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クーラーボックスも多種多様あり、個性を出しやすいキャンプギアですよね。クーラーボックスとの大きな違いは、保冷剤が要らないこと。保冷剤の効果も時間とともに弱まります。

ポータブル冷凍冷蔵庫は、温度設定することで常に一定の温度設定をキープ。いつでも冷たい飲み物と新鮮な食材を保管可能です。

クーラーボックスは保冷機能のギアであり、ポータブル冷凍冷蔵庫は冷却機能のギアが大きな特徴です。

食材も新鮮で安心

筆者撮影:この下に野菜や冷凍食品・ペットボトル2本も入っている。

ポータブル冷凍冷蔵庫は、特に暑い夏場に特性を発揮します。腐りやすい食材は、夏場は心配ですよね。冷却した状態で維持できれば鮮度も落ちずに、安心してキャンプを楽しめます。

又、ポータブル冷凍冷蔵庫は日常の買い物でも重宝します。冷凍食品など、冷凍状態で運搬できるので普段使いとしても便利に使用できます。

防災時にも大活躍

筆者撮影:18Lポータブル冷凍冷蔵庫(左)、ポータブル電源Jackry1000(右)

今や一家に一人防災グッズの時代。各自、防災グッズが入ったリュックを完備していることでしょう。最近では、停電に備えポータブル電源も一家に一台の時代になってきています。

電源さえあれば一定の温度設定が保たれるポータブル冷凍冷蔵庫は、防災時にも役立つはずです。ポータブル電源とセットで考えてみてはいかがでしょうか。

ポータブル冷凍冷蔵庫のデメリット

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メリットがあるがゆえのデメリットですが、今もまだ圧倒的にクーラーボックス愛用者は多く、ブランド力の後押しもあり、使用者も多いのが現状です。

しかし、筆者は所有してから便利さを優先し、キャンプではポータブル冷凍冷蔵庫ばかり使用しています。

クーラーボックスと比較し高価

ポータブル冷凍冷蔵庫は、クーラーボックスと比較すると高価な商品です。平均価格は2万円〜5万円がほとんど。

クーラーボックスの場合、同金額を出すと上位素材の真空断熱パネルが購入できるでしょう。

モーター分だけ容積が狭く・重い

電源を使用するポータブル冷凍冷蔵庫なので、モーターの分だけ重量も重く、食材・飲み物が入った状態だと、搬送も一苦労する場合もあります。

又、モーターがある分、外寸サイズに対して内寸サイズが狭くなり、外寸が同じクーラーボックスと比較した際に、想定より入らない場合が多いです。

F40C4TMP(9L)の使い勝手を検証

筆者撮影:9L(左)、18L(右)。ソロで18Lだとスカスカである。よく色々な食材を持ち帰った。

今回、購入した9Lのポータブル冷凍冷蔵庫(F40C4TMP)を検証しました。

このサイズを購入したきっかけは、今までの18Lがソロでは持て余してしまったため、コンパクトに行動できる9Lを選びました。

9Lと18Lのスペックを比較し、使い勝手の検証をしましたので、参考にしてください。

9Lのスペック

筆者撮影:朝の状況。ソロ1泊であれば必要十分ではないだろうか。左の野菜MIXは使わずお持ち帰り。

最速15分間で25℃から0℃まで急冷でき、さらに40分以内に25℃から-20℃まで冷却可能です。コンパクトな9Lは持ち運びも楽々。車内でも邪魔にならず、普段の買い物でも便利です。

ブルートゥースが搭載されており、スマホのアプリで冷蔵庫を遠隔操作できます。Maxモード(45w)とEco(36w)モードを搭載。効率的に電力を節約できます。

運転音はたったの45dBで、ほぼ無音といえる静かさです。車中泊や寝室でも安心して快適な睡眠ができます。

容量として、以下の2パターンの容積を確保しているので、ソロ・デュオでも十分に使えるサイズです。
①350ml缶が約12本
②500mlペットボトル横に約8本(天然水)

詳細
外寸42×32×26cm
内寸24.5×23×21cm
重量6.98kg
容積9L
冷却方式コンプレッサー式

18Lのスペック

出典:Amazon

18Lのポータブル冷凍冷蔵庫は、-22℃〜10℃まで設定温度が調整可能最速15分間に25℃から0℃まで急冷可能です。

さらに、40分以内に25℃から-22℃まで冷却できます。バッテリー上がりを防ぐ「低電圧保護機能搭載」。アウトドアで安心して使用できます。

うれしいUSBポート付きにより各種デバイスの給電に便利。誤作動を防ぐロック機能も搭載しています。

容量として、以下の3パターンの容積を確保しているので、ファミリーでも十分に使えるサイズです。
①350ml缶が約12本
②500mlペットボトル縦に約8本
③2Lペットボトルが約4本

詳細
外寸56.5×31.5×32.5cm
内寸35.2×24.6×25cm
重量10.1kg
容積18L
冷却方式コンプレッサー式

両方を使ってみた感想

筆者撮影

1泊のソロキャンプであれば9Lで十分ではないだろうか。ビールや飲料を多く飲む方にとっては、9Lでは物足りない容量かもしれません。

しかし、筆者のように、飲み物はハイボールや焼酎などであり、冷蔵庫は主に食材(肉、野菜、調味料など)の保存に使用するだけであれば、9Lは十分なサイズだと感じています。

コンパクトな9Lのポータブル冷蔵庫は、車中泊やキャンプでも気軽に持ち運べ、テント内でも場所を取らずに済み、レイアウトもし易いサイズです。

例えば、一般的なクーラーボックスと比較すると、約半分程度の大きさで、車の荷室にもすっきり収まります。

ただし、複数日間のキャンプや、大人数のグループでキャンプをする場合は、9Lでは容量が不足する可能性があります。そのような場合は、18Lやそれ以上の容量のポータブル冷凍冷蔵庫を選ぶことをおすすめします。

9Lポータブル冷凍冷蔵庫は、ソロキャンプで大活躍できるギア!

出典:Amazon

以前と比較にならないくらい、市場に出回り始めたポータブル冷凍冷蔵庫。本当に必要なのか、半信半疑の人も多いことでしょう。

しかし、実際に使ってみるとこれほど便利な、もはや家電と言っても相応しいギアです。クーラーボックスに比べれば、少し高価になりますが、キャンプ・車中泊・自宅・防災と汎用性が非常に高い初期投資と言えるでしょう。

特にソロキャンプでは、食材の鮮度を保ちつつ、コンパクトに持ち運べる9Lサイズはおすすめです。

以前は18Lを使用していましたが、半分以上余ってしまうことが多く、食材を持ちすぎてしまう傾向にありました。

9Lを追加購入してからは、必要な食材だけを持ち運べるようになり、とても快適です。ぜひ、皆さんもキャンプの新たなギアとして、検討してみてはいかがでしょうか。