気温も落ち着き、暑い身体をクールダウンしたい季節。秋空のもと、温かいコーヒーを飲むのは格別ですよね。
キャンプでコーヒーは、もはや必需品。せっかく飲むなら美味しく、日常の喧騒を忘れてホッとしたい方も多いでしょう。
今回は、日本の定番であるドリップコーヒーにフォーカスし、美味しく淹れるポイントを紹介します。是非、参考にして下さい。
ドリップ式はシンプルで初心者におすすめ
ドリップ式コーヒー道具は、100均ショップでも道具が揃うほど、日本では定番の方法です。お湯の重みだけで成分を抽出しますが、少しのひと工夫で香り豊かなコーヒーに生まれ変わります。
ドリップ式コーヒーで必要なもの
ドリップ式コーヒーは、キャンプをしない人でも日常に馴染み込んだ抽出方法。改めて抽出するための道具を紹介します。
・ペーパーフィルター
・ドリッパー
・サーバー
※1 サーバーは1人の場合、直接カップでもOK
・ドリップポット
※2 ドリップポットは、少量のお湯を注ぐのに適してます
・コーヒーメジャースプーン
※3 キッチンスケールでも代用可
上記が揃えば、日本で最もポピュラーなドリップ方法であるペーパードリップができます。
豆挽きから行うとさらに香り高い
コーヒーの香りが最も出るのが、コーヒー豆を挽いた瞬間。鼻先にふわっとコーヒーの香りが漂い、自然の中で味わう余韻が一気に広がります。
豆挽きを行うためにはミルが必要です。アウトドアでも使用できるコンパクトミルや、家庭でも常時置いておけるミルなど種類も豊富です。
挽いた豆を持っていくより、キャンプ場で豆を挽いた方が美味しく、作業そのものがワクワクするので検討してみて下さい。
※コーヒー豆の挽き方についての記事→こちらを参考にしてください。
挽き方の粒度
豆挽きの粒度は大きく5段階あります。ドリップ式コーヒーの場合、その中間である中細挽きがペーパーフィルターにマッチし適しています。
市販の挽いてあるコーヒー粉と比較しながら、豆挽きの状態をみると判断しやすいでしょう。
コーヒー粉とお湯の目安分量
自宅でも容易にできるので、試してみるといいかもしれません。
コーヒー粉とお湯の配分の感覚も身につきますので、自宅練習はおすすめです。この違いで味わいが随分と変わってきます。
コーヒー粉の分量
初めてコーヒーを淹れる際は、目分量ではなくしっかり分量を測ることをおすすめします。味わいに影響が出てしますので、1杯分の分量を参考にするといいでしょう。
1杯分=10g
2杯目以降は、10gに掛け算をして下さい。例えば4配分であれば40gになります。
お湯の量
注ぐお湯の量もコーヒー粉に合わせて分量を測ることをおすすめします。
1杯分=120ml
2杯分以降は、120mlに掛け算をして下さい。例えば4杯分であれば480mlになります。
美味しいドリップ式コーヒーの淹れ方
それでは、早速ドリップ式コーヒーの淹れ方の工程を解説していきます。
使用する器具を温める
コーヒーを淹れる前に、サーバーやカップにお湯を注ぎ、温めておくことをおすすめします。コーヒーを淹れた際に温度が下がらず、美味しく飲めますよ。
ペーパーフィルターをセットし珈琲粉を入れる
ペーパーフィルターのセットは、いたって簡単。ドリッパーの上にフィルターをセットするだけ。
ドリッパーとフィルターの隙間は、なるべく隙間を作らないのがポイント。
ドリッパーの形も台形や円錐形など種類が異なるものがあるので、フィルターもドリッパーに合わせた形を選びましょう。
入れたらコーヒ粉は、表面を平らにしておきます。
コーヒーを蒸らす
ドリップする前の工程として重要なのが、この蒸らし工程。粉の表面にお湯をかけ、粉の中のガスを抜く工程です。
コーヒ粉全体にいきわたる程度の少量のお湯をかけたら、20秒〜30秒ほど待ちます。この時のお湯の温度は、少し冷ました85〜95℃が理想です。
沸騰直後のお湯で、ドリップしてしまうと、苦味や雑味が出てしまうためです。
お湯を注ぐ
蒸らしが完了したら、コーヒーにお湯を注ぎドリップします。中心から小さな「の」の字を書くように注いでいきます。
注いだお湯が落ち切る前に、次のお湯を注ぐのがコツです。注ぐ際に、直接フィルターにつかないようにしましょう。お湯がサーバーを伝って流れてしまい味が薄くなってしまいます。
コーヒーの成分をしっかり抜き出せなくなってしまうので、中心から注ぐようにします。
軽く混ぜて完成
最後に軽く混ぜて、香り高い美味しいドリップコーヒーの完成です。
美味しいコーヒーは非日常を与えてくれる!
今回は、ドリップ式コーヒーの美味しい淹れ方について紹介しました。
慣れてしまえば、手に馴染んだ作業になり美味しいコーヒーがいただけます。自宅でもできるので、ぜひ試して欲しいですね。
豆の種類も色々試してみたくなると思います。豆の種類と豆入り方には、他の記事にて記載しているので、こちらも参考にしてみて下さい。
(こちらの記事参照:『コーヒー豆の種類と挽き方を紹介!知るとキャンプも楽しくなる』)
自分だけのオリジナルブレンドを調合してもらうのも楽しいですよね。
この秋、美味しいコーヒーを飲みながら、ゆっくりと非日常を味わってみてはいかがでしょうか。