自宅の卓上やアウトドアでも肉・魚介類・野菜をBBQのように楽しめたらいいですよね。それを可能にしたのが、イワタニの炉端焼き機「炙りや」です。
その名の通り、炙りたい食材を網や焼き鳥台に載せ、楽しむ事ができます。カセットガス使用のコードレスなので、インドア・アウトドアで大活躍します。
ソロキャンプでは、人目を気にする事なく、自分のペースでゆっくり楽しめるので、お店にいるような気分でお酒もすすみ最高ですよ。
今回は、炙りやを引っ張り出して、自宅炉端焼きをしたので、「炙りや」を徹底レビューします。
是非、参考にして下さいね。
イワタニの「炙りや」の魅力とは?
まずは簡単な特徴と基本スペックをみてみましょう。
・熱源はカセットボンベ(手に入りやすいCB缶)
・七輪のような炙り焼きが可能な調理器具
・コードレスのため、自宅・アウトドアどちらでも使用可能。
・卓上やソロキャンプでも使えるサイズ感が重宝する
・幅広い食材を美味しく炙れる
以下、基本情報です。
※後継機の「炙りやII」は、焼網がステンレスとなっています。
詳細 | |
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本体サイズ | 409×214×134mm |
焼き網サイズ | 280×180mm |
重量 | 約2.4kg |
ガス消費量 | 約169g/h(気温20~25℃の時) |
連続燃焼時間 | 約90分(気温20~25℃の時) |
安全装置 | 圧力感知安全装置 |
焼きムラが出にくい構造
「炙りや」はガス火を直接あてるのではなく。赤熱した輻射板からの輻射熱で加熱します。このため焼きムラが出にくく、食材全体にまんべんなく火が通るのが特徴です。
また肉を焼く時は、余分な油が落ちるのでヘルシーに焼けます。遠赤効果によって、魚介類が非常に美味しく、中フワな干物も楽しめますよ。
火力調整がしやく、小窓から火加減が見えて便利
炭火では難しい火力調整も「炙りや」ならば、柔軟に対応可能。小窓を通して弱火から強火まで、火加減を自由にコントロールできます。
輻射板の下に火元があるので、上からだとわかりにくい火加減も、小窓から覗いて確認できるので、ちょっとした工夫が大いに役立ちます。
コスパもよく、とにかくお手軽
「炙りや」の平均価格は7,000円ほど。コスパもよく炭も不要なため、とてもお手軽です。思いたったらサッと取り出し、焼きたい食材を炙るだけ。特に海鮮系は漂う香りが抜群です。
炭よりもだんぜん煙が出ないため、おうちご飯で普通に使用可能ですよ。
パンなどの主食もOK!
肉・魚介類以外に、主食もいけちゃいます。輻射熱で焼く食パンは、外パリッ、中フワッのおいしい仕上がりになります。
焼きおにぎり、お餅もできて豊富なレパートリーを楽しめますよ。
「炙りや」の改良して欲しい点
メリットの多い「炙りや」ですが、改良して欲しい点もありますね。デメリットまではいかなくとも、おそらく所有すると、惜しいと感じることでしょう。
焼き鳥ブリッジ
焼き網の他に、焼き鳥用に「焼き鳥ブリッジ」が立ち上がる仕組みになっています。これは楽しい仕掛けで、手に入れた時はワクワクしました。
ステーにある凹みに串を並べますが、凹みが丸いので通常の丸い串だとひっくり返してもクルクル回ってしまうのです。
平串ならば、こうした現象は起こらず大丈夫です。ブリッジは平の方が良かったのでは?と感じますね。
焼き鳥ブリッジを使用する際は、バランスよく串に刺す必要があります。筆者は焼き鳥も網でやってますが、香ばしい香りに仕上がり、網でも十分ふっくらジューシーに仕上がります。
コツがあるのかもしれませんが、焼き鳥ブリッジの凹みは必要なのか、実用的にはいまひとつな気がします。
洗い物が少し面倒
全部分解可能なのは、ありがたいですが、その分洗い物が増え少々面倒に感じます。調理のたびに「しる受けトレー」「輻射板」「焼き網」それぞれを洗い、本体も油を落とす必要があります。
次の炙り調理を楽しめると思えば、ベタベタのままの保管はおすすめ出来ないので、多少面倒でもきちんと洗浄メンテナンスし収納しておきましょう。
自宅でも外でもアウトドア気分を満喫できる「炙りや」で楽しもう!
1台あるだけで、キャンプ飯の幅が広がる本格的な焼き調理器具「炙りや」。ホットプレートやフライパンでは味わえない仕上がりです。
焼き始めの工程から網焼きが楽しめるので、家庭でも「炙りや」を囲みワイワイと会話も弾むことでしょう。
「炙りや」の魅力は、冷めたフライを温め直すことにも使えます。ソロキャンメインの筆者としては、チビチビ飲んでは焼いてを繰り返すのに丁度いい調理器具です。
ガス火でお手軽に焼き料理を楽しめ、コードレスによりどこでも使用可能。是非、手に入れて、本格的な焼き料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。